以前はそれほど目立たなかった毛穴が、最近なんだか大きく見えたり黒ずみやポツポツが目立ってきたと感じるなら、その原因は男性ホルモンが関係している可能性があります。
女性なのに男性ホルモンが影響するなんて、納得できないしちょっと嫌な気分になるかもしれませんが、実は女性の体の中にも男性ホルモンは存在しているのです。
男性ホルモンが毛穴に与える影響とは?詳しく解説していきましょう。
●男性ホルモンが多いと毛穴が大きい?
一般的に、顔の毛穴は女性よりも男性の方が大きいものですが、これは男性ホルモンが多いことで皮脂腺が発達し、皮脂の分泌量が増えるために毛穴を目立たせてしまうからです。
女性の体内にも男性ホルモンが存在しますから、その量が多ければ男性並みに毛穴が大きく目立つこともあるでしょう。
男性ホルモンの量は遺伝で決まることが多いといわれていますから、だとすれば毛穴が大きいのはもともとの体質だといえますね。
しかし、以前よりも毛穴が目立ってきたのなら、男性ホルモンの量が増えすぎてしまったからかもしれません。
広がってしまって目立つようになった毛穴、以前の状態に戻したいのならホルモンバランスの乱れを整えることで改善される可能性があります。
●なぜ男性ホルモンの量が増えてしまうの?
女性は閉経前後、更年期になると女性ホルモンの分泌が減少してしまい、男性ホルモンが優位になるという、ホルモンバランスの乱れが起こりやすくなります。
実は、思春期の10代の頃にも女性は男性ホルモンの分泌が増加し、皮脂の分泌量も多くなるのですが、若い頃は毛穴が目立つよりニキビの発生が多く見られるようです😢
また、年齢によるホルモンバランスの乱れだけではなく、生活習慣の乱れやストレスが原因になることもあります。
🍀乱れた生活習慣とストレスによる影響
偏った食生活や睡眠不足など、生活習慣の乱れも男性ホルモンを増やすことがあります。
必要な栄養をしっかりと取ることでホルモンバランスも整いますが、タンパク質が不足していたり野菜をほとんど摂らないなど、バランスの悪い食生活が続くことは女性ホルモンの分泌にも影響を与えてしまいます。
また、睡眠不足やストレスを溜めこむことで、自律神経が乱れ交感神経が優位になってしまい、これにより男性ホルモンの分泌を促します。
交感神経が活発な状態が続けば、男性ホルモンがずっと優位になってしまいますから、睡眠は十分にとりストレスを上手に発散させることも大切ですね。
●ホルモンバランスが気になる時に食べたいものは?
年齢を重ねることで毛穴が目立ってくるのは、男性ホルモンによる影響だけでなく、肌がハリを失ってたるんでしまうことでも起こります。
化粧品で外からのケアを行うことも必要ですが、体の内側からのケアとして女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンを摂取するのもおすすめです。
もちろん大豆イソフラボンを摂取することで、女性ホルモンと男性ホルモンのバランスを整えることもできますから、気になる年齢になったら積極的に摂るようにしてください。
大豆イソフラボンは、大豆はもちろん豆腐や納豆などの大豆製品に含まれています。豆腐や納豆をなかなか食事で摂ることができないのなら、手軽に飲める豆乳やヨーグルトなどにサッとかけて食べることができるきな粉などもおすすめです。
また、大豆イソフラボンの他にも、亜鉛やビタミンEなども女性ホルモンのバランスを整える働きがあります。
亜鉛は牡蠣や豚レバーに多く含まれていますが、凍り豆腐も多く含まれている食品なので、牡蠣やレバーが苦手ならこちらがおすすめになります。
ビタミンEはナッツ類、オリーブオイルに多く含まれていますから、おやつとしてナッツを食べたり、普段の料理に使うオイルをオリーブオイルに変えてもいいですね。
でも、今ご紹介したこれらの食品だけを積極的に食べるのではなく、全体的な栄養バランスを考えて食べ、規則正しく生活することも大切です。
結局、健康的な生活を送ることが一番、ホルモンバランスを整えることにつながるだけでなく、さらに女性らしい美しさも保つことになりますよね😊